制限のある小さな世界

Posted: 10月 31, 2012 カテゴリー: Synthesizer & MIDI
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制限のある小さな世界

シンセサイザーなどの電子楽器についてよく思うのが、こと楽器に関しては機能的に制限されたチープなものの方がよりクリエイティブなものが生まれやすいということです。

私は古い人間なのかもしれませんが、シーケンサーひとつとってもPC上の広い画面の中で作業するより、KAWAI Q80の小さな液晶で作業したほうが音楽に集中出来るのです。むしろその方が快適なんです。PC派の方には「?」と思われるでしょうが、そして私自身もPC自体は大好きなのですが。音楽の打ち込みに関してはPC画面からの膨大な情報はむしろ邪魔で、音楽を創るという上で今自分がしている作業状態をシンプルに教えてくれるあの小さい窓で十分なんです。

シンセに関してもいわゆるプロ仕様の「コレ1台で何でもできまっせ」的なものよりも、この音が欲しかったらコレとか、ここはあのシンセのフィルターを効かせたあの音でなきゃ嫌だとか、そういう作り方の方が断然楽しいと思うのです。いまだにまだマルチティンバー化されてない時代の1台1音色の考え方なんですよね。何でも出来る高額なモデルよりも、安い機材を限界まで使い倒すとか、限界を超えた使い方を開発するとかいう挑戦の方が楽しいんですよね。

なので今までご紹介してきた機材やこれからご紹介していく自分の使用してきた機材のチョイスというのはいわゆるシリーズの廉価版であるとか、ミドルモデルが中心だったりします。まぁ、根が貧乏性というのもあるかと思いますが。

よくテレビゲームとかでも昔のドットの荒い画質のやつの方がゲーム性自体楽しめるとか言いますが、あれと似たようなことかと思います。最新のゲーム機だと処理性能は目覚ましい進歩のおかげでリアルな3Dを表現出来たりしますけど、それとゲーム自体が面白いというのはまた別の話なわけでして。

まぁ、そんな考えから私は「敢えて」安い機材を使ってきましたし、これからもそうありたいと思う訳です。考えてみたら私のMac遍歴もそうですね。一番高いやつなんか買ったことないですし。むしろ一番安いやつをどこまで楽しめるか的なチョイスがほとんどです。音楽には使ってないですけどね。意外と高いやつ買っちゃって「何でも出来る」なんて思うと何もしないんですよね、人間て。

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