Macintosh 漢字Talk7時代

以前ご紹介したように私のMac遍歴はColor Classicからスタートしました。それから懲りもせずにColor Classic llに買い替え、CPUが68030、16MHzから33MHzになったことで処理速度が倍になり、メモリも72pinSIMMで36MBまで拡張可能、それなりに気に入って相変わらず毎日持ち運んで使っていました。ですがこのころ、時代としては既に、周りではちょっとお金がある人はLC575とかLC475、もうちょっとお金がある人はCentrisシリーズとか、はたまたプロの現場では憧れのQuadraシリーズなどの68040機が使われていました。なので当時、私は本当に貧乏で底辺なMacユーザーだった訳です。当時は「借金トッシュ」などという言葉も一部で流行っておりました。

ただ、この頃のApple社は迷走というか、丁度、歴史の谷間的な閉塞感が漂っていました。何がって、挙げ句には家電量販店でもPerformaシリーズが発売されたり、ラインナップが多過ぎでしたね。そこへ今まで搭載してきたMotorolaの680X0シリーズの性能の限界が来ていて、IBMとMotorola、Appleの合同開発による新CPU、PowerPCを搭載するシリーズPowerMacが発売されるのですが、何と言ってもこの時期、90年代半ばといえば、あのMicrosoft Windows95の発売お祭り騒ぎが社会現象としてあった訳でして。完全に世の中は「Windows95すごすぎワロタ!!!wwwww」な状態で、猫も杓子もWindows95で家庭にもオフィスにも爆発的にPCが普及していった時代でした。

Mac_LC630

そんな中、世の中Windows95、Macユーザーの中での話題はPowerPC、なのにもかかわらず、私が次に買い求めたのはまたしても当時の底辺機種LC630でした。CPUには68040、33MHz、それでも初の別体の15インチモニタとCD-ROMなんかにウキウキものでした。何と言っても数年前のQuadra800くらいの性能じゃん!とか喜んでました。実際この機種はLCシリーズとはいえ(LCはLowcost Colorの意)意外に拡張性が高くHDDにMacintoshとして初のIDE規格を採用しており(それまではSCSI規格)気軽にDOS/V用の大容量のHDDに交換出来たり、CPUをFPU付きの68040に差し替えたりとPCの改造をハード的にいろいろいじくり倒せました。

powerbook520

そしてLC630をいろいろ改造して楽しんでいた私が次に思い立ったこと。「パソコン通信がしたい!」当時はまだインターネットも普及していない時代でそれまで使ってきたMacはすべてスタンドアロン状態、Color ClassicとLC630を直接AppleTalkで繋いでデータをやり取りして「Macってすげぇ!」とか言う時代でした。Macに関する情報も毎月MacFanとMacPOWERとMacPeopleを読み漁って付属のCD-ROMでフリーソフトやゲームを楽しむといった感じでしたので遠く離れた誰かと通信するなんて夢のようなことでした。そこでいてもたってもいられなくなり、町中の電気店やPC屋を駆け回り、Mac用の通信モデムを探し求めましたが、悲しいかなこんな片田舎では在庫を置いているお店は1軒もなく、Performaを販売していたコ○マ電機の店員さんにすら、「Mac用の・・・」といっただけで苦笑いされてしまいました。私はこのまま一生誰とも繋がることなく、自分の夢すらもあきらめなければいけないのか?などと挫折しそうになりながら最後の砦ともいうべき、店長さんがMac寄りで若干マニアックなあのお店を思い出し訪ねました。そこで店長さんが「Macで使うモデム?・・・あるよ。」という返事とともにお店のバックヤードから何やらモデムとは思えない大きさの箱を出してきました。それが何を隠そうPowerBook520なのでした。私は「えっ?これノートPCですよね?」と問いただすとあっけらかんと「そうだよ。これMac用のモデム入ってるから大丈夫!」などと自信たっぷりに言い放つではありませんか。そんな経緯で私はまんまと店長さんの口車に乗せられあっけなく即決でPwerBook520を手にしたのでした。で、早速ニフティサーブに入会手続きをとり、コタツや布団の中でパソコン通信を思う存分楽しむ生活が始まりました。夜な夜な電話線をPowerBookに差し替えてあの「ピーガラガラヒョロヒョロピー」というモデムの通信音にワクワク心躍らせたものです。実際ノートなので家の中でもどこでも使えるし、持ち運びもできるし、会社で仕事に使うこともでき、LC630よりも一気にPowerBookを使う頻度の方が高くなりました。モニタはモノクロでしたが当時は全然気にならなかったし、トラックボールを装備していたそれまでのPowerBookと違いこの500シリーズは初めてトラックパッドを採用していてデザインも高級感のある落ち着いたルックスがすごく気に入りました。

そしてこのLC630&PowerBook520のコンビ時代は、PwerMacに脇目も振らず結構長く続きましたが、その後Windows98の発売とともに私もついに世の中に流され、会社でも自宅でもしばらくWindows機を使うこととなりました。実際Appleもこの頃は、PowerPCを搭載したもののセールス的に伸び悩み、MacOSをライセンス供与した互換機を各社から出したり、程なく撤廃したりといった迷走が続き、仕舞には時期MacOSの開発自体が難航、数々のプロジェクトが立ち消えたり、どんどんMacの魅力が失われつつあった時代です。因みにこの頃、日本のPioneerからもMac互換機が発売されていた時期がありました。数年後あのSteve JobsがApple社に返り咲き、次期MacOSにNeXTのコアを使うことで舵を取り、iMacの発表により息を吹き返すまでAppleのこの暗い時代は続きました。

私のMac遍歴からApple社を取り巻く背景にまで話が飛躍してしまいましたが、私自身MacOS8とか9の時代のMac体験がごっそり抜けているんです。その時期Windowsに浮気しておりましたので。なのでここまでが私のMac遍歴の第1期なわけです。そしてそれは旧MacOS時代の頂点的な漢字Talk7時代なわけです。今はすっかりMacもすべてCPUがIntel社のものが使われていますので、1台くらいはPowerMacも使ってみたかったとおもいますが、数年後、私がOSXで面食らうお話はまた次の機会にでもということで。

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