80’s洋物シンセ事情 Fairlight CMI編

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Fairlight CMI 1980年発売。定価12000000円。オーストラリアのフェアライト社が開発したサンプリングベースで波形のドローイングにも対応していたシンセサイザーというよりは、シーケンサーも含めた今で言うワークステーションシステムです。CMIは 「Computer Musical Instrument」の略。本当に楽器というよりも当時の最新のコンピュータ技術を結集させたような代物でした。例によって詳細はWikipediaを。

私自身は見たことも触れたこともございません。田舎じゃちょっとした住宅が買える値段じゃありませんか!80年代初頭のトレヴァー・ホーンやアート・オブ・ノイズなどがこぞってサンプリングに使用して、電子音楽にサンプリングの流行を作り出しました。日本でも富田勲氏、坂本龍一氏などが使用していました。もう、これは電子音楽界のフェラーリとでも言いましょうか、超一流の人間しか入手、維持できないような楽器でした。憧れなんて言葉では足りない、雲の上の存在でしたね。

その後、80年代中期以降はEMULATORを始めサンプラーの低価格化が進み、やがてAKAIのS612やENSONIQのMIRAGE、CASIO FZ1やRoland S50、KORG DSS1と各社から数十万円クラスの製品が次々と発売され、サンプリング性能や音質も向上しFairlightはその役目を終えますが、間違いなく電子楽器の進化を十年くらい早めた功績があるのではないでしょうか。

コメント
  1. […] 以前、Fairlight CMIやSynclavierなどの80′sモンスターマシンをご紹介いたしましたが、他に当時メジャーなサンプラーというとあのE-mu SystemsのEmulator(1982年発売。定価3000000円)です。EmulatorはFairlight CMIやSynclavierなどの大規模なスタジオ用据え置き型システムと違い、キーボードタイプでライブにも使用出来、またE-mu社の戦略であるその豊富な音色ライブラリーによって多くのミュージシャンの支持を得ました。 […]

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