記録メディアの歴史

Floppydisk

音楽をするのもPCを使うのも切っても切れない関係なのが記録メディアです。その昔、音楽用の記録メディアは民生用としては当然カセットテープがしばらく主流でしたが、PCや楽器の記録媒体としてもデジタル信号をアナログ音声に変換してカセットに記録するといった方法が一般的でした。最初のフロッピーディスクがIBMによって開発されたのが1970年、この頃はまだ一般にPCが普及する前の時代で業務用として8インチという今で言うとiPadの大きさに近いもので、わずか128KBの容量でした。70年代後半にはサイズが5.25インチになり、さらに記録方法も片面単密から1D片面倍密度、2D両面倍密度と進化し、さらには2DD両面倍密度倍トラックを経て、やがて主流となる2HD両面高密度に至りました。その後80年代中盤から90年代と3.5インチディスクが普及し始めることとなり、この頃一般に普及していったPCでも、民生用のデジタル楽器(シーケンサーやサンプラーなど)にもフロッピーディスクドライブが装備されるのが一般的となりました。因みにフロッピーディスクの”フロッピー”というのは、ハードディスクの”ハード(固い)”に対しての”ぺらぺらの”といった柔らかいディスクといったニュアンスの意味らしいです。フロッピーディスク自体の詳しい歴史は例によってWikiにお任せいたしますが、1984年発売の最初のMacintoshに搭載されたのは容量400KBの1DD形式のドライブでした。また楽器では80年代中期、クイックディスクと呼ばれる片面64KB、両面128KBの2.8インチディスクドライブが搭載されたものがほんの一時期発売されましたが、3.5インチドライブの普及によりすぐに市場から姿を消していきました。

フロッピーディスクに遅れてやがてハードディスクが一般でも使われるようになるのですが、80年代中期に、市場に登場した頃は容量10Mb前後で30万円以上したそうです。やがて90年頃には40MB〜80MBほどの容量が一般的になっていきました。その後90年代中頃にはWindows95の普及によりHDの大容量化が進み、数百MBからついに1GBに至るようになります。さらに2000年前後からは数十GB、2000年代中期頃から数百GBへ、2012年現在では単位はTB(テラバイト)と加速度的に大容量化、そして低価格化が進んでいる訳です。でもHDDの進化ってこうして見るとものすごい勢いなんですが、形とか見えないんでその性能比よりも見た目的につまらないですね。とくにブロガーにとっては・・・。ただ音楽的・楽器的視点から見るとCPU自体の処理能力の向上やメモリやHDDの大容量化によって、リアルタイムでPC上で音楽を処理出来る性能に至るまでは結構長いことかかっていたと思います。数年前までは、発音の遅れ(レイテンシー)とか気になってた話題とか多かったですし。そう考えると専用機とはいえ、昔のハードウェアのMIDI楽器って素晴らしい出来だったのだなと改めて感心しますね。

さて、フロッピーやハードディスクについで今現在も流通(フロッピーディスクは残念ながら各社に続き、2011年にSONYが生産を終了しています)しているメディアといえばCDですね。CDの音楽規格であるCD-DA(Compact Disc Disital Audio)は1980年にフォーマットが決定し、1982年に発売開始されました。1985年には、CD-DAの拡張としてパソコンに適用できるよう規格された仕様CD-ROM(CD-Read Only Memory)が登場します。こうして急激に普及しはじめたCD-DA、CD-ROMでしたがこれらの規格は再生専用でした。この後、記録可能なCD、すなわちCD-R(CD-Recordable)が登場したことにより広く記録メディアとして普及していきました。この流れの延長として今ではさらに大容量化し、DVD、Blu-rayへと続いているわけです。

ところでこの他にも、世の中には先述のクイックディスクのように短命に終わり消えていったメディアも多々あるわけでして。その中でも一時はまあまあ普及したかなというのが1988年に発表されたMOディスクです。市場に出た3.5インチMOドライブは1992年に128MBの容量で、この後、1994年には 230MB、1995年には 640MB、1999年には 1.3GB 対応の製品が発表されました。MOディスクはPC用の記録メディアとしてフロッピーのように手軽にかつ大容量のデータが扱えたため90年代には割と普及していました。

他にはZIPディスクなんてのもありましたね。1995年に発売されたIomega 社が開発した磁気ディスクです。容量は100MBから、98年には250MBのものも発売されました。

楽器関連ではフロッピードライブの普及以前はカセットテープへの記録の時代から、各メーカー独自規格のメモリーROMカード、フロッピー、外部接続でのHDDやCDへの記録と平行して一部ZIPドライブやCD-Rを内蔵したものなどと進化、大容量化していきましたが、2000年代くらいからは世の中の携帯電話やデジタルカメラなどの普及に伴い、フラッシュメモリーという半導体を記録メディアとして利用する小型・軽量の記録メディアが登場してきました。

と、ここまで私の割とあやふやな記憶?による記録媒体の歴史をご説明いたしましたが、これをとてもシンプルに分かりやすくかつ面白く表したものがございます。

FD・CD・DVD・Blu-ray・HDD、どんどん大容量になっていく記録媒体の進化の歴史「Evolution of Storage」

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