Roland D50 & Dシリーズ

Posted: 11月 13, 2012 カテゴリー: Synthesizer & MIDI
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Roland D50 & Dシリーズ

roland_d-50

Roland D50 1987年発売。定価238000円。ローランド初のフルデジタルシンセサイザーとしてYAMAHA DX7の発売から4年遅れて満を持しての登場でした。音源方式はLA音源(Linear Arithmeticの略)と呼ばれ、PCM波形を取り入れたデジタル音源でありながら、従来のアナログシンセの考え方によって音作りが可能でした。ただ当時はメモリが非常に高価な時代で、生楽器のサウンドをすべてPCM(サンプリング)波形で再現するのには限界がありましたので、LA音源ではPCMのアタック部分のみ(最も複雑な倍音を含む部分)使用し、これと従来の矩形波やノコギリ波を組み合わせるハイブリッド方式をとっています。これで従来のアナログシンセとPCM波形を組み合わせた幅広い音作りが可能となりました。また当時のD50が画期的だったのはデジタルリバーブを内蔵していたことでした。このようなまったく新しい要素が、てんこ盛りのD50はその独特の全く新しい音色で、世界的にヒット製品となり、当時の様々なアーティストの音源でそのサウンドを確認することができますし、いまだに愛用者の多い機種です。また2U音源モジュール版であるD550も同年(定価198000円)発売されています。

roland_d20

Roland D20 1988発売。定価178000円。D50の衝撃的なデビューの翌年、Dシリーズの第2弾として登場したのがD20、D10、D110でした。D50がライブパフォーマンスを意識したモデルであったのに対して、これら3機種はマルチティンバー音源であり、特にD20(写真)は8トラックシーケンサーとフロッピードライブを内蔵しており、今で言う1台完結型のワークステーションの走りでした。D10(定価128000円)はシーケンサーこそないもののリズムマシンを内蔵していました。そしてD110(定価898000円)はこれらの音源部を1Uラックにしたモジュール版でした。私は当時D50への憧れも強くありながらもコストパフォーマンスの面でD110を購入し、マルチ音源として打ち込みに使用しました。確かにあらゆるPCM波形を使ったリアルな音色と複数パートを簡単に1台で鳴らせる、しかもリバーブまで付いてととても重宝しました。この頃シンセを始めた友人知人でもDシリーズは非常に使ってる人が多い印象でした。さらにその翌年1989年、Dシリーズの末っ子的なD5(定価99800円)が発売されました。これはD10のリバーブを省いた廉価版でした。

D70

Roland D70 1990年発売。定価250000円。最後にやってきたDシリーズの大物です。76鍵盤、28音ポリ、5パート+1リズム音源搭載。Advanced LA音源という進化したLA音源を搭載し、ライブパフォーマンスに特化したDシリーズの最上位機種です。PCM波形も当時サンプルプレイバック音源としてDシリーズとは違ったアプローチでヒットしていたU20のRS-PCM音源を元にしていて、さらにUシリーズにはないTVFを搭載し、シンセとしての音作りの可能性も併せ持つリッチな機種でした。そしてD70の特徴としてDLMによって新しい波形を作ることさえ可能になっていたり、U20のPCMカードで波形を増やすことも可能という非常に強力な音作りの幅を持っていました。

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