KORG WAVESTATION

Posted: 11月 14, 2012 カテゴリー: Synthesizer & MIDI
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KORG WAVESTATION

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KORG WAVESTATION 1990年発売。定価220000円。基本波形を連結できるウェーブ・シーケンス機能で全く新しい原音波形を創造するavシンセシス・システムを搭載し、シンセサイズの新たな可能性を引き出した画期的なシンセでした。さらにアドバンスト・ベクトル・シンセシス機能により365基本波形と32ウェーブ・シーケンス波形を合わせた397種の音素材から、最大4波形をセレクトし、ジョイスティックでミックスできたり、波形ミックス比の変化をそのままシーケンスすることもでき、より立体的な音作りが可能でした。

32基のデジタル・オシレータ、32基のデジタル・フィルター、64基のエンベロープ・ジェネレータ、そして64基の LFOという充実の基本性能に、ステレオ・マルチ・エフェクト2基 によりリバーブをはじめ47種のエフェクトを使用可能。さらにダイナミック・リアルタイム・コントロールにより、エフェクトのタイム、 デプス、バランスをキー・プレッシャー、ベロシティ、ノート・ナンバーなどで演奏中にコントロールすることができ、シンセサイザーならではの音の醍醐味を存分に堪能できるモデルでした。その出音は太く芯のある音でバンドアンサンブルの中でも”通る音”として多くのファンがいました。

当時、ひとつの音色の中で様々な波形を扱い、それを変化させてシンセの音作りの幅を広げるという考え方はPPG WAVE2.XやSCIのProphet VSなどがあり、このSCI Prophet VSを作ったメンバーがYAMAHAに移り、YAMAHA SY35、SY22、そしてYAMAHAの系列会社であったKORGでWAVESTATIONを開発したと言われており、この系譜のシンセに対しての我らがKORGの解答がこのWAVESTATIONだったのではないでしょうか。ともかくWAVESTATIONが発表された90年当時はKORG M1などの大ヒットもありPCMシンセ一辺倒だったところにあって、非常に貴重な正統派の音作りの可能性を追求した機種で、当時も今もこのシリーズを持っていればシンセ界の中でも一目置かれること間違いなしの1台です。個人的にWAVESTATIONシリーズは所有したことはありませんが、今でも憧れていますしKORGの歴史の中でも独特の位置にある名機だと思います。

WAVESTATIONのみならず、これらのベクトル方式で音色波形をウニウニ動かすシンセにはジョイスティックが付いており、これで弾きながら”サウンドを動かす”のにシンセ弾きとしては当時めちゃめちゃ憧れたものです。1992年には119波形、8エフェクトを追加してパワーアップしたWAVESTATION EXも発売されました。

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KORG WAVESTATION A/D 1991年発売。定価210000円。WAVESTATIONに119波形、8エフェクトを追加、アナログ入力端子を付け、2Uサイズの音源モジュール。アナログ端子に入力した音声信号をVDF、VDAに通して加工したり、ボコーダーに設定したエフェクターのコントロールをおこなうことができるよりマニアックな機種です。

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KORG WAVESTATION SR 1992年発売。135000円。シリーズ最後発の1Uラック・サイズモジュール。プリセット・データを使用することを前提に本体内にプ リセット・データを豊富に内蔵。パフォーマンス(コンビネーションに相当)が550個、パッチ(プログラムに相当)が385個、オプション・カードを差せばさらに増やすことができますが、音作りに関しては相当厳しいです。

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