シンセサイザー 用語解説

Posted: 11月 16, 2012 カテゴリー: Synthesizer & MIDI
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シンセサイザー 用語解説

シンセについて勝手にいろいろ書いてますが、ちょっと興味はあっても専門用語が出てくると、実際に音作りの経験がないと厳しいこともあろうかということで、様々なサイトを調べていただければシンセの専門用語は詳しく掲載されてますが、私なりに簡単なものをご紹介いたしましょう。今回は主にシンセの基礎ということでアナログシンセの音作りに関する基本用語編です。このくらい知っていればアナログシンセで音作りが出来ると思います。

オシレーター Oscillator
オシレーターとは発振器のことで、初期のアナログシンセではVCO(Voltage Controlled Oscillator)が使われ、電圧で制御して音の元となる波形を作り出していました。電圧の高低によって音程を作ります。また、この波形には正弦波、矩形波、三角波、鋸歯状波などがあり、これら波形の違いによって音のキャラクターが変わります。80年代のアナログシンセではDCO(Digital Controlled Oscillator)になり、デジタルチップによってよりピッチが安定して演奏が行われるようになりました。初期のVCO搭載のアナログシンセではピッチが不安定で、特にライブステージ上では照明などの熱で高温になり、さらに電源事情が安定しないことも多くピッチが安定せず、常にチューニングを気にしながらの演奏を余儀なくされていました。私が使用していたRoland JUPITER8もオートチューナーを搭載していましたが、それでも使用中によくピッチがずれてくることがありました。ただ、この不安定なピッチは実は音の太さにも関係しており、2VCOのシンセなどは2つのオシレーターの微妙なピッチの揺らぎが逆に音の存在感を与えていました。これは後のDCOのシンセでは真似できない良さでもあるので、VCO搭載のヴィンテージシンセファンのこだわりのポイントだと思います。

VCF Voltage Controlled Filiter
フィルターですので、直訳すると濾過器です。初期のシンセでは主にLow Pass Filterを指すので、オシレーターで発生させた音に対して、低音成分を通過させ、高音成分から削っていく、つまりフィルターを絞れば絞るほどハイが削られ、こもった感じのモコモコの音になるわけです。逆にフィルターを開けばオシレーターの発生させた原音を通すことになります。シンセの音作りのキモになる部分です。Low Pass Filterの他にも機種によってはHigh Pass Filter(高音成分を通し、低音成分から削っていく)やBand Pass Filter(特定範囲の周波数帯を通し、変化させた近辺の周波数帯がカットされます。)が装備されているものもあります。

レゾナンス resonance
フィルターの設定において、カットオフ・フリ ケンシー付近の音を強調して音色に独特のクセを与えることが出来ます。レゾナンスをかけた状態でカットオフ・フリケンシーの設定を変更すると、強調される 倍音の周波数帯が移動するために「ミャー」という独特な効果を再現することができます。アナログシンセ好きなら音作りにおいて必ず一度はハマる機能です。

VCA Voltage Controlled Amplifire
直訳すると「電圧制御増幅器」です。音のレベルを増幅し出力します。

EG Envelope Genarator
鍵盤が押されてから発音し、音が消えていくまでの時間軸での音量のカーブを決めます。初期のシンセの基本はADSRと4つのパラメータで表され、それぞれ、Attack Time(アタックタイム) で鍵盤が押されてから最大音量に達するまでの時間を決め、これが早いとピアノなどのようにアタックのはっきりした音になり、遅くすればストリングやPad系の音のようにゆっくりと音が出てくるようになります。次にDecay Time(ディケイタイム)で 最大音量からサスティンレベルに達するまでの時間を決定します。そしてSustain Level(サスティンレベル)で 音の持続部分の音量レベルを決めます。このレベルが高いとオルガンのように鍵盤を押し続ける限り音が持続するわけです。逆にサスティンレベルをゼロにして、ディケイタイムをある程度遅くしてやるとピアノのように鍵盤を押し続けてもゆっくりと音が減衰していくカーブが作れるわけです。そして最後にRelese Time(リリースタイム) で鍵盤が離されてから音が消えるまでの時間を決定します。これを略してADSRと呼んでいるわけですが、後期のシンセに関してはこれを基本にもっと複雑なエンベロープを作ることが出来る機種もあります。

LFO Low Frequency Oscillator
低周波の発振器のことで、音にならないくらい低い周期の波形を作り出すことによって、音を震わせることが出来ます。VCOに対してかければ音程が揺れ、ビブラート効果を作り出すことが出来ます。またVCFにかければ音色が揺れるのでワウワウがかかったような効果になり、VCAにかければ音量が揺れるのでトレモロのような効果が得られます。

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