80’sアーティスト列伝 Scritti Politti

Posted: 11月 17, 2012 カテゴリー: 80's Music & Artist
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80’sアーティスト列伝 Scritti Politti

scrittipolitti_cupid&psyche85

SCRITTI POLITTI ”Cupid & Psyche85″
80年代のエレポップを語る上でスクリッティ・ポリッティを挙げない訳にはいきません。中でも1985年発表の彼らの2ndアルバムは突出したエレポップの名盤です。打ち込み野郎なら必ず聴いたことがあるほどの名盤、ある意味バイブル的なアルバムです。制作当時、発売されたばかりのYAMAHA DX7を何十台もかき集めてレコーディングされたと言われているほど、それまでのアナログシンセサウンドとは一線を画す衝撃の硬質なデジタルシンセサウンド(DXサウンド)が満載です。このアルバムが世に出なかったらDX7もあそこまでヒットしなかったかも知れませんし、多分その後のPOP史も今とは違う世界になっていたかも知れません。アルバムの随所に散りばめられたサウンドのギミック、1つのフレーズさえも何パートもの音色で分けてPANで振られていたり、大胆なゲート処理のかかったリズム隊、そしてこれら複雑なオーケストレーションをマスキングすることなく、きれいに重なるGreen Gartsideのヴォーカル、美しいメロディライン、すべてがパーフェクトな世界です。さらに何よりも曲が素晴らしい!多彩なジャンルのエッセンスを元に幅広い展開が盛り込まれています。打ち込みだからといって決してテクノなものではありません。どちらかというとファンクやレゲエを取り入れた打ち込みのポップスです。これだけの材料を盛り込んでまとめたポップスってやっぱり今聴いても革新的です。アルバムが完全すぎてライブで再現できずに一時活動を止めていたなんて話もあるらしいです。

アルバム通して捨て曲なしの、まさに非の打ち所がないアルバムですが、個人的にはM2の”Small Talk”の軽快感、オケ全体のスカスカ感、AメロからBメロに切り替わる際のギターリフがツボです。それからM5の”Don’t Work That Hard”のギラギラしたベース音とかイントロのリフも好きですね。そして代表曲M9の”Hypnotize”のギッついタイトなリズムなどはゾクゾクきますね。当時からずうっといまでもちょいちょい聴いてるアルバムですが、ドラムの打ち込みやシンセのオーケストレーションなど、私の打ち込みに受けた影響は絶大ですが、いまだに聴いてて新しい発見があるアルバムです。打ち込みのアイディアなどに煮詰まったらとりあえずコレを聴けば何かが見えてくるような、そんなアルバムです。これを知らない世代の打ち込み好きの若者がいたら是非聴いていただきたい1枚です。

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