80’sアーティスト列伝 Howard Jones vol.1

Posted: 11月 18, 2012 カテゴリー: 80's Music & Artist
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80’sアーティスト列伝 Howard Jones vol.1

Howard Jones 1983年アルバム「HUMAN’S LIB」でデビュー。私が中学時代に聴いてハマりまくった挙げ句、シンセを始めるきっかけになったアーティストです。80年代エレポップの成功者として第一に名前が挙がるのではないでしょうか。デビュー当時から2ndアルバムのツアーの前までは、たった一人でキーボードとドラムマシンを操りながら歌うというステージで話題を呼びました。シンセの同期演奏の規格であるMIDIがやっと制定された当時としては、テープ類も使わずシンセ内蔵の単音のアルペジエーターとドラムマシンだけの自動演奏で(後はベースラインからリフ、コードバッキングなどすべて生演奏!)一人でライブ演奏するというのは信じられない出来事でした。実際、デビュー当時は演奏はすべてテープなんじゃないかと疑っている人も多かったくらいです。今回はそんな彼の原点である1stアルバム(邦題は「かくれんぼ」)をご紹介しましょう。

howard_jones_humans_lib

Howard Jones ”Human’s Lib”
1983年発売のデビューアルバムです。シンセポップとしてすでに完成の域です。今聴いても全然イケます。当時、このアルバムから数々のシングルヒットが生まれました。シンセサウンド面から言いますと、まずHoward Jonesというと真っ先に思い浮かぶのが日本が誇る名機Roland JUPITER8ですが、これは主に各曲のメインシンセリフに使用されており、明るく軽快でポップな曲のイメージを作っています。私も個人的にこれが真似したくて一時期、JUPITER8を所有していました。他にもベース系は割とYAMAHA DX7ぽいゴリゴリっとした硬質なサウンドが多いです。彼の当時の使用機材(主にライブでの)はこの他、SEQUENTIAL CIRCUIT Pro-Oneや同Prophet-T8、Roland JUNO60、Moog Prodigyなどなど幅広く使用しており、機材の性能や特徴にあったパートの使い方は非常に勉強になりました。レコーディングではさらに多様な機種を使い分けていたと思います。ただ曲の中で使われている音色は意外にもオーソドックスなものが多く、音色というよりその多彩で確かなキャリアに裏付けされたプレイテクニックでサウンドが構築されていたようです。CD音源でもよく聴くと打ち込みというよりもかなりの割合でシンセをリアルタイムで弾いているニュアンスバリバリのフレーズが満載で、曲のメロディ自体のポップさも相まってサウンドに人間臭さを感じます。

アルバムを通して聴くとまずM1やM3、M5、M8のライブでは定番のJUPITER8の絶妙なポルタメントを活かしたキャッチーなリフが印象的なナンバーや、シングルとして大ヒットしたポップナンバーであるM2の”What is Love?”やM6の”New Song” 、雰囲気とメロディ重視の哀愁漂うM4の”Hide and Seek”やM7の”Don’t Always Look at the Rain”などほぼ捨て曲なしの充実した内容となっています。

彼はその後のキャリアで紆余曲折ありましたが、現在でも元気に活動を続けています。近年のインタビューでJUPITER8を始めとする愛機について語っている動画がありました。

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