Appleのやり方

Posted: 11月 27, 2012 カテゴリー: Computer, Apple, Mac, iPhone
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Appleのやり方

Appleのロゴの歴史
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Appleという企業についてその歴史などは多くの場で語られているので、Wikiなど参照していただきたいと思いますが、Apple社がPC界において他社と絶対的に差別化を図っているのが、ハードウェアとソフトウェアのすべてを自社で作り、パッケージングしていることではないでしょうか。

とは言え、実はAppleでも過去にMacOSをバラ売りし、他社からもMacOS互換機を販売してもらってOSのシェアを伸ばそうとした時期もありました。しかしこの戦略はうまくいかず返って自社の利益を圧迫し、わずか数年でApple社はMacOSの供給を停止し、立ち消えてしまいました。丁度、Windows95が爆発的に普及していった90年代半ばの頃の話です。おそらくこの時期、Microsoft Windowsの成功を黙って見ているわけにもいかずAppleにとっては苦肉の策だったのではないでしょうか。

その後90年代後半に、いよいよ経営とOSの開発に行き詰まったAppleに舞い戻ったのが、一度は自分の作った会社を追い出されながらもNeXT社を起ち上げ頑張っていた創業者である故Steve Jobs氏でした。彼はそれまでのMacの無駄なラインナップを再構築し、あの魅力的な初代iMacを世に送り出しました。その後、開発の行き詰まっていた時期MacOSを、NeXTのOSをベースにMacOSXを発表し、それまでのPowerPCをバッサリ切り捨てintel社のCPUを採用したりと、2000年代に入ってからのApple社の見事な成長は誰もが知ることと思います。iPod、Phone、iPadの成功も大きいですよね。

ここで思うのがやはり、Appleの魅力は頑なポリシーの基で開発されるハードとソフト、すべてが有機的に融合したパッケージングだと思うのです。OSだけでなく、ハードウェアだけでない、すべてがひとつになって初めてApple製品の魅力となると思うのです。その時々の技術で最高の必要なものだけで最適なパッケージをする、これこそがAppleの真骨頂ではないでしょうか。

実際歴代のAppleの製品は、いち早く最新の技術を取り入れたり、また過去の技術はバッサリと切り捨てる、といった特徴がいくつもあります。これも1社だけですべて作っている身軽さがないと実現出来ないことばかりです。過去の代表例として、90年代半ば、旧MacOSをそのままほぼ互換性を保ちながら、それまでのMotorola 680×0シリーズのCPUから全く新しいPowerPCに乗せ替えるという荒技を行ったり、iMac発表時には当時まだ標準的に使われていたフロッピードライブを切り捨てたり、MacOSX時代にもコレまたPowerPCを切り捨て、intel CPUに切り替えたり近年のMacでは軒並み光学ドライブを切り捨てていますし、他にも細かいことを言い出したら切りがありません。

そして私個人的にも今まで何十台?ものPCを所有、使用してきましたが、機種名やスペックだけでなく思い出に残るマシンというのはほぼMacなんですよね。Windows PCはそれなりにソフトも揃ってて手頃でといいことはたくさんあるのですが、何年か経ったときにアレはいいマシンだったなぁなどと思い返すことはほとんどないんですよね。iPodやiPhoneなんかでも似たような感覚があります。ハードもソフトもすべて含めて”モノ”として好きなんですよね。まぁ、この辺はApple信者などと言われても仕方ないですし、Windowsマシンを愛用されている方からは反論なども多々あると思いますが。

そうそう、Appleのあまり語られない点でいうと歴代の失敗作もたくさんあります。今のiPhoneを彷彿とさせるNewton Message Padや、 Pipinなどというゲーム機を出してみたり、その他MacOS関連の技術でも紆余曲折の末、立ち消えになったプロジェクトは数えきれません。そうです、Appleはいつだって新しいことにチャレンジしている会社なんです。売れるかどうかなんて意外と考えないで作っているのかとさえ思えます。常に市場を見てユーザーが何を求めているのか(これを世間ではマーケティングと言いますよね)なんて視点より、全く新しい自分達が欲しいものを作っているような気がします。ですので受け入れられず失敗していった製品や技術もたくさんあるのです。

とは言え、これは時々語られることの多いことですが、Appleの技術というのは常に革新的に新しい訳ではないということも結構あります。有名な話ではMacintoshの前身であるLisaに組み込まれたマウスを使用したGUIは実は、当時すでにXEROX社の開発したシステムで実現されており、これを見学に行ったSteve Jobs氏がインスピレーションを得て搭載したと言われています。この他にも、これはという技術は貪欲に取り入れ、自社の製品に組み込む。そう、何度もしつこいですが、Appleの素晴らしさは必ずしも最高のスペックであるとか技術であるとかではなく、必要なものを(良いと思ったら他社のものでも)シンプルに製品にするパッケージングだと思います。

これからもこの”Appleの独特のやり方”によって、私たちの想像、期待以上の、もしくはそれらを全く無視した新製品が発売されることを楽しみにしていたいと思います。

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