80’sレアシンセ

Posted: 12月 13, 2012 カテゴリー: Synthesizer & MIDI
タグ:, , , , ,

80’sレアシンセ

本日はアナログシンセからデジタルシンセへと世の中が湧いていた80年代にあって、今やなかなかその存在すら忘れ去られているであろうレアなシンセをご紹介いたします。

chroma_polaris
CHROMA Polaris 1984年発売。定価398000円。

まずはコレ、CHROMA Polarisです。アナログポリシンセです。16bitCPU搭載、12VCO、6音ポリ、タッチセンス付61鍵、MIDI対応でシーケンサーまで内蔵していました。そして何と設計はあのARPだそうで、81年に倒産してしまったARP社が最後に開発していたのがマイクロプロセッサー搭載のポリシンセ、ARP CHROMAというシンセらしく、会社の倒産後に開発チームはFender社に移籍して、Fender社から82年にRhodes CHROMAとして発売、その後改良型として84年にCHROMA Polarisが発売されました。そうです、コレ、中身はARP直系のシンセなんです。当時はFenderとかRhodesとかましてやARPなどの社名・ブランド名は本体にもどこにも書かれていませんでしたのでCHROMAとかいう会社?などと思い込んでいたのですが・・・後に改良版のCHROMA Polaris IIも発売されていました。今ではレア過ぎて私もこれはさすがに実機を見たことはありません。音聴いてみたいですね。

そしてお次はコレ、TEISCO SX-240です。こちらは2DCO、8音ポリのアナログシンセです。

teisco_sx240
TEISCO SX-240 1984年発売。定価230000円。

TEISCO、60年代にエレキギターを主力とした楽器メーカーなのですが、80年代にはKAWAIに吸収されてKAWAIの子会社になっていました。そのTEISCOブランド最後のシンセがこのSX-240なのです。MIDI対応で音源を2系統に分けてスプリットやデュアルモードでの演奏も可能、そしてシーケンサーも内蔵となかなかの充実装備です。フロントパネルも84年当時としてはとても硬派な感じで好感が持てます。しかし、この後80年代中期からKAWAIのシンセKシリーズが発売されることとなり、シンセ関係はKAWAIブランドに統一されることでこのSX-240の発売期間は僅かだったようです。

最後はレアものついでにこんなのも。

seiko_digital_sound_system
SEIKO DIGITAL SOUND SYSTEM 1984年発売。セット定価253000円。
KEYBOARD (DS-202) 定価128000円。
SYNTHESIZER (DS-310) 定価60000円。
SEQUENCER (DS-320) 定価65000円。

あの時計でおなじみの服部セイコーのシンセです。まずプリセット音色のみのキーボード、DS-202は10音色、61鍵、自動伴奏機能であるオート・ベース・コード、キースプリットなど搭載しています。そしてシンセユニットDS-310は倍音加算型デジタル音源で8音ポリ、4音色メモリー、そしてシーケンサーユニットDS-320はステップ・リアルタイム入力に対応し、4声とコードを記憶できます。このバラ売りの発想が凄いです。って、セット定価でDX7が買えるじゃありませんか!

ってことで今はシンセブランドとして聞かなくなってしまった名前ばかりですが、果たして当時どれだけの人がこれらの機種を使っていたのか、非常に興味があります。シンセコレクターでもこの辺りを押さえてる方ってそうはいないのではないでしょうか。ちなみにこれらの機種は私自身も見たことも音を聴いたこともありません。当時のうっすらした記憶とKeyboard Magazineの広告などで調べてみました。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中