YAMAHA QY10、歩くシーケンサー

Posted: 12月 15, 2012 カテゴリー: Synthesizer & MIDI
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YAMAHA QY10、歩くシーケンサー

Yamaha_QY10
YAMAHA MUSIC SEQUENCER QY10 1990年発売。定価39000円。

1984年に登場したQX1以降、YAMAHAのMIDIシーケンサーシリーズはQXで統一され、同7、21、5、5FD、そして1988年、最終型にして完成形のQX3で完結し、その後時代のニーズはシンセ内蔵型(いわゆるワークステーションタイプ)へと以降しつつありました。

そんな中、YAMAHAが新たに提案してきたのがこの音源内蔵型・小型軽量シーケンサーQY10でした。これ1台でゴム鍵盤ながら打ち込みも出来、マルチ音源も内蔵し作曲が完結してしまうというもので、当時の広告のキャッチコピーが「シーケンサー、歩く」というものでした。VHSビデオカセットサイズと紹介されてました。幅広いジャンルをカバーするドラムやベース・コードなどのプリセットパターンも76パターン内蔵しており、オリジナルパターンも24パターン登録可能で、dimも含めた20種類のコードもプリセット済み、極めつけは電池駆動でどこでもすぐにアイディアのスケッチが出来る優れもので当時大ヒットしました。音源も1ドラムキットを含む30音色、AWM音源、同時発音数28音とバッキングをこなすには充分な内容でした。その後も90年代を通してQYシリーズは人気を博しました。

この頃、私は個人的には丁度、地元のヤマハ系列の楽器店に勤務していたのですが、確かにコレ、よく売れましたね。その手軽さからそれまで打ち込みなど興味のなかった層の方々にも広く受け入れられてました。そういう意味では打ち込みの敷居を下げたマーケティング的に成功した製品ではないでしょうか。一方、翌91年には対抗するRolandがSound Canvas SC55を発表し、DTM時代の幕開けとなるアプローチで、打ち込みのファン層を違った方に広げていきました。

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