80′sアーティスト列伝 Nik Kershaw vol.2

Posted: 1月 6, 2013 カテゴリー: 80's Music & Artist
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80′sアーティスト列伝 Nik Kershaw vol.2

The Riddle
Nik Kershaw “The Riddle” 1984年発表。

今日はNik Kershaw、彼の2ndアルバムである「The Riddle」をご紹介しましょう。このアルバムは彼の最大のヒットである同名のM6「The Riddle」に代表される最も有名なアルバムでしょう。サウンド面では前作同様、80年代中期のエレクトロポップな打ち込みサウンド、カラフルなシンセサウンドがありながらも、曲やメロディは彼独特のポップでもあり、暗さも併せ持つ不思議な世界が炸裂しています。M1の「Don Quixote」はパーカッシブなシンセの打ち込みにリズミックなシンセブラスサウンド、大胆にエフェクト処理されたタムのサウンドが特徴的です。メロディも彼ならではのニック節が炸裂です。この曲のサウンドは大胆なゲート気味のリバーブ処理されたオカズとデッドでパーカッシブなパートの極端な音場の対比が面白いです。独特の奥行きを感じます。シンセの音色も決して派手ではなく、むしろひとつひとつの音はしょぼいくらいの音がたくさん重なっています。

M2の「Know How」はエレキベースのフレーズが印象的なイントロ&Aメロです。Aメロのヴォーカルの掛け合いのアレンジも渋いです。この曲のサビのウラメロのシンセは、とっても透き通ったきれいな音です。間奏のモジュレーションがかったブラスっぽいポリシンセの音もファットで好きですね。シンプルな曲、アレンジながら良い音満載の曲です。M3の「You might」はスピード感ある曲で1stアルバムの「Dancing girls」や「Cloak and dagger」の延長線上のタイプの曲です。サイドギターのバッキングがよりかっこよく使われてますね。

M4「Wild Horses」は打って変わってとぼけた感じの曲調で、とてもほのぼのした曲です。彼の場合、こういった感じの曲もとても味わいがあります。しかし、このとても気持ちよいバッキングのパーカッシブなシンセのシーケンス、他の曲でもよく聴ける彼のお得意のパターンですが、普通にコードをピアノとかで演奏するより曲の中でとても効果的になってるんですよね。

M5は「Easy」イントロのジャジーなギターとベースのユニゾンのフレーズがとてもかっこいいです。ベースは全編かっこいい感じでなり続けます。リズムがとてもタイトなんです。この曲のベースフレーズはベーシスト諸兄方にも大変人気のようでしてYOUTUBEにはこんな猛者達もおります。


Nik Kershaw “Easy” bass (Slap-a-long)
とっても入り込んで気持ち良さそうに弾いてらっしゃいますね。

そしてM6は大ヒット曲「The Riddle」です。イントロのリフが一度聴いたら忘れないくらいのインパクトがありますよね。ヴォーカルのメロディも素晴らしく、間違いなく80’sの名曲のひとつですね。淡々と聴こえるベースやドラムも実は結構跳ね気味で気持ちいいグルーヴがあります。あとポップミュージックにスネアのロールを使うというのも当時斬新でしたね。

M7は「City of angel」おとなしめの曲ですが、こちらも味わい深い曲です。途中リズムがジャズっぽくなったりアレンジが1曲の中でいろいろ変化して飽きさせません。彼のバックグラウンドの広さを感じさせる曲ですね。ギターソロも彼独特のラインですね。M8はこれまた面白いリズムシーケンスで始まる「Roses」です。ただメロディがとても切なく、訴えかけてくるものがあります。ポップでもあるのですが一筋縄ではいかない彼らしさが溢れる曲です。M9はシングルカットされた「Wide boy」です。1stの「I won’t let the sun goes down on me」に通じるものを感じる曲です。 こちらもとってもポップで親しみやすいメロディです。そしてラストのM10は1stでいうところの「Human Racing」のようなスロウな曲「Save the whale」です。ディレイがかったリズムにファットなシンセパッドが壮大で美しい風景を思い浮かべてしまう名曲です。間奏から途中入ってくるピアノのアルペジオも印象的でいい感じです。とても大胆かつシンプルなアレンジなのですがすべてがこの曲調にハマっています。

というわけで彼の代表作でもある2ndアルバム「The Riddle」ですが、今聴いても全く色褪せない心地よさがある、安心していつ聴いても何度でも味わえる幅広さ、奥行きがある80’sの名作のひとつです。

コメント
  1. […] 80′sアーティスト列伝 Nik Kershaw vol.1 80′sアーティスト列伝 Nik Kershaw vol.2 […]

  2. NKファン より:

    Easyのベースはレベル42のマーク・キングによるものです。

    • matsudananda より:

      コメントありがとうございます。
      そうだったんですね。
      いつ聴いてもシビレるベースラインで大好きな曲です。

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