80’sアーティスト列伝 Vince Clarke

Posted: 2月 13, 2013 カテゴリー: 80's Music & Artist
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80’sアーティスト列伝 Vince Clarke

Vince Clarke、80’sのエレポップについて語るとき、彼を差し置く訳にはいかないでしょう。80’sを代表する世界的に成功を納め、現在も活躍し続けるエレポップバンド、Depeche Modeの初期メンバーのひとりであり、ソングライターであり、Depeche Modeの1stアルバム発表後の衝撃のバンド脱退、そして頑に独自のシンセポップを追求し、その後Yazoo、Erasureといったバンドで80年代を一気に駆け抜け現在もその名をエレポップ史に轟かせている重鎮です。

VInce_Clarke_Erasure

彼のサウンドは初期のDepeche Modeを聴いても、その後のYazoo、Erasureを聴いても、どれをとっても純粋な正真正銘の正統派シンセポップの王道です。私の中でのMr. Synthesizerです。でも決して重苦しいものではなくてとてもポップで聴きやすいんですよね。

このブログでも度々、80年代のDepeche Modeについてはさんざん語ってきているのですが、ここでは彼のその後のキャリアであるYazooとErasureについてご紹介いたしましょう。

yazoo_upstairs_at_erics
Yazoo “UPSTAIRS AT ERIC’S” 1982年発表。

彼は81年にDepeche Modeを脱退した直後、女性ソウルシンガーAlison MoyetとYazooを結成、ヒットシングル「Only You」や「Don’t Go」などを収録。とてもパワフルなAlisonのヴォーカルが初期のDepecheのサウンドに乗っかったようなまさにそんな感じです。リフやバッキングなどのフレージングは彼独特のシンプルなコードのアルペジオパターンですが、何ともピュアなアナログシンセのおいしいサウンドが満載です。彼の音作りはリズムよりもシンセの音色に、より重点を置いています。ドラムやベースは結構単調です。ドラムパターンなどは多彩なのですが、ビートがタイト&ジャストで音色も偏ってて単調に聴こえてしまうんですよね。なのでウワモノシーケンスなどのシンセフレーズを中心に聴け!といった感じです。

そして2ndアルバム「You & Me Both」ですが、こちらについては1stのピュアなシンセポップというよりは曲調にバラツキがあり、ポップで勢いのある曲があまりありません。ソウルシンガーであるAlisonとシンセポップのVinceのやりたい音楽の方向性がまとまりきれていない感じがします。そして案の定、Yazooはこの2ndを最後に解散しています。2008年に一時的に活動再開したようですが。

Yazooの解散後、今度はオーディションにて選ばれた聖歌隊出身のシンガーAndy BellとErasureを結成します。こちらもYazooのAlisonに負けじとパワフルでソウルフルなヴォーカルで、Vinceの作曲、アレンジ、サウンド作りにもさらに洗練された磨きがかかって、Erasureは86年から現在に至るまで精力的に活動を続けイギリス本国のみならずヨーロッパ、世界で絶大な人気を誇ります。

80年代に私が聴いていた愛聴盤はコレです。

erasure_the_innocents
Erasure “The Innocents” 1988年発表。

基本路線はYazooの1stと変わらないVince Clarkeのピュアなシンセポップなんですが、サウンドが80’s後期の洗練された音色が多く、聴いていてとても心地いいんですよね。ポリシンセのビートを刻むシーケンスだけで踊れちゃう感じです。そうですね、音色はDepeche Mode在籍時やYazooの頃と全然違ってきてますね。まぁ、この辺は80年代中期からの驚異的なデジタルシンセ群の機材の進化によるものが大きいのでしょうけど。それとメロディラインとか曲自体にも力強さを感じます。


Erasure “A Little Respect” 1988年発表。アルバム「The Innocents」のM1に収録されています。今聴いても全然気持ちいいサウンド、心地いいメロディライン、名曲ですね。


Erasue “Chains Of Love” 1988年発表。こちらも大好きな曲。ポップですね。イントロでVinceが無表情でCASIOトーン弾いてるのウケます。

ところで最近こんな記事を発見しまして、コレなんとVince Clarkeとかつて在籍したDepeche ModeのMartin Goreの新プロジェクトでダンスフロアー向けのアルバムを発表するってんで!大変な衝撃を受けてます。この二人が今にして一緒に仕事するなんて!ファンにとってはすごい感動ものです。といってもお互いメールでファイルをやりとりして制作したと言いますから仲がいいんだかどうだか・・・すべてのトラックが出来上がってからタイトルやアートワークについて電話した・・・なんて言ってますが。久々にとても楽しみなニュースです。

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