全キーボーディストの憧れ Stevie Wonder

Posted: 2月 22, 2013 カテゴリー: 80's Music & Artist
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全キーボーディストの憧れ Stevie Wonder

80’sを中心にした当ブログですが、私も一応、キーボーディストの端くれでもありますので、って勝手に全キーボーディストの憧れ何て言ってますが。彼に影響を受けているアーティストはキーボーディストに限らず世の中にとても多いのではないでしょうか。もちろん、ソングライターとしても、ヴォーカリストとしても、そして彼のハーモニカも聴いてすぐそれと分かるほどとても好きです。

彼の生い立ちやこれまでの活躍についてはお決まりのWikiにお任せするとしまして、私が80年代に洋楽を聴き始めた頃、最もよく聴いていたのが85年のアルバム「In Square Circle」や87年の「Characters」あたりでしょうか。その後になって過去の代表作、72年の「Talking Book」にハマりました。あとはベスト盤などで聴いています。以外にあんまり持ってないんですよね、アルバム。

80年代の彼のサウンドの特徴は何と言ってもこのブログでも以前ご紹介した、当時の最先端のモンスターマシン、Synclavierによるリッチで独特なサウンドメイクと彼の元々持っていた持ち味であるファンキーな演奏の融合です。

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Stevie Wonder “In Square Circle” 1985年発表。”Part Time Lover”や”Overjoyed”収録。

個人的にはM6の「Spiritual Walkers」の独特のノリのベースリフ、変な音満載のリズムアレンジが面白くて何度も聴いてしまいます。M2の「I Love You Too Much」の独特なノリも好き。FM音源っぽいゴリゴリシンセベースもとってもグルーヴィ!この辺のとっても符割りの細かい打ち込みって彼ならではですよね。

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Stevie Wonder “Characters” 1987年発表。

M7にはMichael Jacksonとのデュエット「Get It」収録。とっても明るいナンバーです。M2の「Dark ‘n’ Lovely」あたりの休符を活かしたベースパターンなんかカッコいいですね。そしてコレまたとってもイカしたベースパターンがそのままリフになってるM6「Skeletons」のノリもカッコよくてハマりました。

彼のファンの方にはどうなんでしょうか、この辺の80’sのアルバムって。彼の長いキャリアの中ではイマイチ印象が弱いのかも知れませんが私にとってはシンセのサウンドメイク、打ち込みのグルーヴ、いろいろ衝撃を受けていまして、個人的にこのあたりのサウンドには大変な影響を受けております。特にミドルテンポの粘っこいファンキーな打ち込みは一時期ハマっておりました。ベンドの使い方なんかも手癖になるほど練習したものです。

そして、話は変わって72年の「Talking Book(邦題:迷信)」です。

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Stevie Wonder “Talking Book” 1972年発表。

M1の「You’re The Sunshine Of My Life」では心地よいトレモロがかかったエレピが印象的です。それとM6の「Superstition」でのClavinetのリフは彼の代名詞的なプレイですよね。これが多分最も影響を受けたカッコいいキーボードプレイですね。おかげで一時期はシンセをいじってもクラビネットの音色ばかり弾いてました。


Stevie Wonder “Superstition” LIVE やっぱりコレです。このグルーヴ!

他にもベスト盤など一通り聴いてみて、私の一番のお気に入りの曲は「I Wish」です。このベースとエレピとクラビネットが重なった独特のグルーヴは何度聴いてもたまりません。もちろん、ヴォーカルのワイルドさもこの曲のかっこよさなんですが。この曲はWill Smithも「Wild Wild West」でネタに使っていましたね。


Will Smith “Wild Wild West” 巧い具合にハマってますね。以外かも知れませんがWill Smithのラップ、独特のズレ具合がすごく癖になって好きです。


Stevie Wonder “I Wish” LIVE という訳でこちらが本家「I Wish」です。少々昔の映像ですが。

それと「Sir Duke」も大好きな曲です。あのブラスのイントロがなんとも。それと「We Can Work It Out」なんかもThe Beatlesとかとは違ってまた味のあるStevie節がいいですね。

そして彼のシンガーとしての個性が良く分かるのが、Stingの「Fragile」を歌っているこんな映像がありました。ハーモニカも独特ですよね、聞き惚れてしまいます。さすがのStingもシェイカーを振るしかありません・・・


Sting and Stevie Wonder – Fragile – live 60th Birthday NY

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