2000年頃のTECHNO機材の盛り上がりぶり Roland編

Posted: 4月 30, 2013 カテゴリー: Synthesizer & MIDI
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2000年頃のTECHNO機材の盛り上がりぶり Roland編

前回はYAMAHA編をお送りしました、90年代後半から巻き起こったTECHNO機材の盛り上がりといえば、やっぱりきっかけになったのはRolandのアナログ機材のリバイバルではないでしょうか。

JUNO106やTB303などのアナログシンセ、そしてTR909や808などのアナログリズムマシンサウンドが見直され、当時中古市場でも価格が非常に高騰していました。そんな中1996年登場したのが「GrooveBox」と名付けられたMC303でした。

roland_mc303
Roland Groovebox MC-303 1996年発売。定価58000円。

1台完結型の使い方が想定されていて、MIDI機能には制限が多いのですが、TB303とTR909が合体したかのような音源部。当時の流行のジャンルをうまく反映させたプリセット満載のシーケンサー部。以降、このMCシリーズを始め、「Groove」と名の付く製品が次々と登場します。

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Roland Groovebox MC-505 1998年発売。定価110000円。

98年、Rolandお得意のDビームコントローラーやスマートメディアでのデータ記録が出来る様になった上位バージョンのMC-505(定価110000円)が発売されます。同じく98年、MC-505の鍵盤付きバージョンで、現在も私のメインシンセでもあるJX305が登場します。

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Roland Groovesynth JX-305 1998年発売。定価115000円。当時、あまり人気がなく多くの店頭では程なく8万円ほどで販売されていまして、価格的に非常に手頃で、軽くコンパクトな筐体、そして何より青いフロントパネルが斬新で、音や機能的には欲しかったMC-505が入ってるということで鍵盤もついてるしで私はすぐに飛びついて買っちゃいました。今でも愛用してます。個人的にはシンセのピッチベンドはホイールよりもRolandのレバーの方が好き、というのもあるのですが。

そして個人的に購入したものとして同じ98年登場のコレ。

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Roland Groove sampler SP-808
 1998年発売。定価119000円。

まさに98年て「Groove」の年だったのですね。サンプラーです。コレ、ステレオ4トラックのレコーダー的使い方でデモ作りに使ってました。後はネタ仕込んでライブでオケ流し用に使いながらDビームで遊んだり・・・非常に勿体ない使い方ですが、購入当初考えていたサンプラーとしてフレーズでソングを組んでいくような作業は個人的に非常にやりづらかったです。簡単に言うと使いこなせなかったという方が正しいでしょうか。しかも外部記録メディアが100MBのZipでして。これもZipディスクがレア&高価でガンガン使う気になれなかったです。しかしながら機能的には専用のエフェクトなんかも非常に強力で、使用するミュージシャンやファンも多かったため2000年には250MBのZipドライブを装備し、エフェクトも進化したSP-808exが登場します。ところが!このSP-808ex、なんと「Groove sampler」ではなく「e-MIX STUDIO」と名前が変わってます。まぁ、多くの人はそんなことどうでもいいのでしょうが、Grooveシリーズを本題とした今回の話題ではちょっと遠くなってしまうわけですね。

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Roland Groovebox MC-307 2000年発売。定価75000円。

Groovebox、MCシリーズの新機種として2000年に登場したMC-307は、右端のスライダー部がターンテーブリストのためのピッチやテンポを調節するものだそうで、どのくらい需要があったのかは不明ですが面白い試みですね。個人的には液晶の下部分のノブまで斜めに広がっていく黒い縁取りのデザインが違和感があってダメです。

続く2002年にはSP-808とMC-505が合体したような馬鹿でかいモンスター、MC-909が登場します。

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Roland sampling groovebox MC-909 2002年発売。オープンプライス。

大型の液晶を搭載し、サンプラーとMCシリーズのコンセプトを贅沢に融合させたモンスターマシン。何でも出来そうです。2006年には同じくsampling groovebox MC-808が発売されます。

roland_mc808
Roland sampling groovebox MC-808 2006年発売。オープンプライス。

MC-909よりも若干コンパクトなんでしょうか。PC用の波形エディターも付いてるようです。

そして一方のGrooveサンプラーであるSPシリーズは、前述のSP-808(98年発売)を別にして、実は97年にBOSSブランドで登場したコンパクトサンプラー「Dr. sample」SP-202が最初の製品でした。

boss_sp202
BOSS Dr. Sample SP-202 1997年発売。

このBOSSブランドからのコンパクト低価格サンプラー作戦は、DJ用サンプラーとしてそれまでサンプラーに縁の遠かった層にも人気を博し、2001年には同じくDr. Sample SP-303が登場、そして2005年にはついにRolandブランドでSP-404が登場し、この低価格サンプラー市場での人気を不動のものとします。

roland_sp404
Roland SP404 2005年発売。 2009年にはバージョンアップ版のSP-404sxも発売されました。この縦長のコンパクトサンプラーはSP-404までで、以降SPシリーズはAKAI MPCを意識したようなちょっと大きめの筐体へと変化していきました。

boss_SP505
BOSS Groove Sampling Workstation SP-505 2001年発売。ちょい大きめといえば2001年にBOSSブランドでSP-303の兄貴分として登場したSP-505がありましたね。ワークステーションですよ。

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Roland Sampling Workstation SP-606 2004年発売。ワークステーションといえばRolandブランドからは2004年登場のSP-606です。もうだいぶデカいですよね。SP-808以来かという大きさ。

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Roland SP-555 2007年発売。 こちらはSP-404よりも少し大きめですね。さすがに時代的にこのあたりになると(SP-404あたりから?)既に「Groove」という名前ではなくなってます。

というわけで90年代後半から始まったRolandのGrooveっぷり、だいぶありましたね。私のような80年代おじさんにとってはMCシリーズというと純粋なシーケンサーである初代MC8とか、普及期のMC500のイメージなんですが、今やすっかりMC303以降の音源内内蔵タイプを指すようですね。

コメント
  1. 谷井ダン より:

    BOSS Groove Sampling Workstation SP-505ってちょっと見アレシスのアンドロメダに見えませんか?

    • matsudananda より:

      >谷井ダンさん、コメントありがとうございます。

      確かに!言われてみて気付きました。
      丸スイッチの配列とか似てますね。

      ALESIS、Andromedaはどちらかというとコストパフォーマンス重視でデザイン二の次的なALESIS製品群の中でもひときわ凝ったデザインで割と好きなデザインです。

  2. マサやん より:

    え、、、MCって言ったらMC-4かMC-8やん! MC500でもいいけど。

    • matsudananda より:

      マサやんさん、そうですね、確かにMCといえば初代ですよね。
      因みに私は世代的に打ち込みを始めた頃はMC500が全盛期でした。

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