’88 シーケンサ事情

Posted: 8月 29, 2013 カテゴリー: Computer, Apple, Mac, iPhone, Synthesizer & MIDI
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’88 シーケンサ事情

久々に80’sの機材ネタを書こうかと当時のKeyboard Magazineを手に取ってみました。広告欄を調べてみると丁度この頃ってMIDIハードシーケンサーの末期といいますか、PCによるシーケンスシステムの黎明期といいますか、そんな時代だったのですね。

ハードシーケンサーではRoland MCシリーズの末っ子?的なMC300が掲載されています。末っ子というか孫?世代的なMC50とかはまだ発売されてませんね。

Roland_MC300

Roland MC-300 マイクロ・コンポーザー 定価98,000円
付属のシーケンスソフトMRC-300により4トラック+リズムトラック、テンポ・コントロール・トラックを持つ。最大記憶容量は25,000音。やっぱりMCシリーズはMC-500からのこの白いボディが似合いますね。価格もやっと10万円を切ったところです。そして白いボディといえば、もう少し高級機になりますと・・・

akai_mpc60
AKAI MPC60 MIDIプロダクション・センター 定価480,000 99トラック・99シーケンス、60,000音という膨大な(当時の広告では)データ容量を誇るシーケンサー部、サンプリングレイト40kHzのサンプリング・ドラムマシンが一体に、操作は320文字の大型LCDでスムーズに行え、ステップ編集も簡単。ドラムマシン部は32音色プリセット、16音ポリ。メモリーは20ソング、MIDI OUTを4つ装備というモンスターぶり。SMPTE対応。AKAI Professionalの隣にはあのRodger Linnのサインが。

その他には、YAMAHA QX-3(定価158,000円)、私の愛機KAWAI Q-80(定価69,800)、KORG SQD-8(定価55,000)など各社メインの価格帯にはバラツキがあるものの、一通り出揃った感がありますね。おそらくMIDIハードシーケンサーはこの’88年あたりが市場的にもピークだったのではないでしょうか。また、海外からはALESIS MMT-8(定価49,800円)なんてのもありました。

alesis_mmt8
ALESIS MMT-8 定価49,800円 8トラックMIDIシーケンサー。同時に発売されたこれとそっくりのドラムマシン、HR16は使ってました。とってもガッツのあるアメリカンなドラムサウンドとハイ上がりなシンバル系が素敵でした。

そしていよいよ、DTM時代の夜明けとも言えるこの時期のPC関係もいろいろ広告に掲載されていますので一部ご紹介しますね。まずはコレ。

atari_stf
ATARI 1040ST & SM124 定価200,000円 STEINBERG 24 定価50,000円

本体にMIDI端子を標準装備した16ビットコンピュータ、プロセッサにはMotorola 68000を採用、1MBのRAM。モノクロ14″モニタとのセットで定価200,000円(本体160,000円+モニタ40,000円)という当時としては衝撃の価格でした。シーケンスソフトはその後のCubaseなどに繋がるSTEINBERG社の24トラックシーケンサー「24(Twenty-Four)」全部揃えても25万円でした。ATARI用ソフトとしてはこの他STEINBERG社からSINTH WORKSという各社のシンセ用の専用音色エディタ・ライブラリーのシリーズが発売されていました。DX7用 ¥40,000、D50用 ¥50,000などなど。私はこの少し後にATARI STEとC-Lab社のNotator SL(後のLogicですね)のセットを購入し少しの間使用していました。

また国産では国民機とも言えるNEC PC-98シリーズが幅を利かせていた時代ですので。

NEC_9801vm
NEC PC-9801Vm 定価415,000円 カモンミュージック RCP-PC98 (MIDI RECOMPOSER PC-98用) 定価38,000円。

そしてシーケンスソフトはこれまた当時の定番レコンポーザ!8トラック(8ボイス・トラック)+リズムトラック(11音源)16,000音×9曲メモリー。こちらは本体と合わせて45万円ってとこですね。この他にもカモンミュージック社ではATARI同様、各社シンセ用の音色エディタなども発売していました。この2段のフロッピードライブが懐かしいですね。

そしてこの頃になるとDTMの世界でもMacもだいぶポピュラーな?存在になってきていた頃です。

mac_plus
Apple Macintosh Plus 定価428,000円 Mark Of The Unicorn Performer 定価94,800円

’88年てまだMac Plusの時代なんですね。私が初めてMacを購入したのはこの数世代後の’93年のコンパクトMacの末裔ColorClassicでした。ちなみに同時期のデスクトップタイプではMacintosh II(HD)が定価948,000円で紹介されています。

まだまだDTM市場もやっと各社から初代のシーケンスソフトが出揃い、数十万円かけてMIDI環境を構築してといった時代で今のように直接PC上で波形を扱うなんてことも一般的ではなかった時代です。なにせPC-98においてはまだDOSの時代ですからね。Windowsもなかった時代です。音楽がまだフロッピー1枚に収まっていた時代ですね。

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