’93年 録音機材事情

Posted: 9月 10, 2013 カテゴリー: Synthesizer & MIDI
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’93年 録音機材事情

’93年といえば丁度20年前になりますが、後に世の中がバブルだった頃などとよく言われるあの時代です。今思えばまだまだ日本も元気だったように思いますね。そんなあの頃の機材事情をカテゴリー別に何回かに分けて思い起こしてみましょう。

まずは当時、個人的には高校時代からシンセやシーケンサーをいじり始め、社会に出た勢いで金にモノを言わせて普通の打ち込みに飽き足らず、仕事柄ライブでのPAもやっていたため録音機材にも目覚め始めた頃でしたので、その辺りから・・・

90年代初頭のこの頃、アマチュアミュージシャンの間ではまだまだ録音機材というとカセットMTRが幅を利かせていた時代です。

中でも私が所有していたのはコレ。

'93年 録音機材事情
TEAC TASCAM PortaStudio 488 1991年発売 定価220,000円

カセット8トラックでミキサー部もTASCAMならではのしっかりとしたもの。定価はびっくりですが私が購入した93年頃は12万円そこそこまで値崩れしていました。ただ同時期にMIDI関係の機材が大変充実していたため実際にはこれで多重録音しまくったとまでは使いこなせませんでしたけどね。カセットMTRではこの時代主力商品が8トラックのものになっており、他にも上位機種のTASCAM 688(定価380,000円)やYAMAHAからもMT8X(定価155,000円)など発売されておりました。また入門用としての4トラックの商品も5万円前後で多数販売されていました。

この頃の主なカセットMTRのラインナップは・・・

YAMAHA CMX-100III 定価54,800円  4Track
YAMAHA MT8X 定価155,000円  8Track
TEAC / TASCAM PORTA 07 定価49,800円  4Track
TEAC / TASCAM PORTA STUDIO 424 定価72,800円  4Track
TEAC / TASCAM PORTA STUDIO 464 定価不明  4Track
TEAC / TASCAM PORTA STUDIO 644 定価不明  4Track
TEAC / TASCAM PORTA STUDIO 488 定価220,000円  8Track
TEAC / TASCAM PORTA STUDIO 688 定価380,000円  8Track
FOSTEX X-18 定価40,000円  4Track
FOSTEX X-28H 定価69,500円  4Track
FOSTEX MODEL380S 定価99,800円  4Track

実際は販売時期も重なっていてもっといろんなモデルがあったのでしょうけど今となってはこのくらいしか調べが尽きませんね。そしてこの後カセットMTRはMDやHDD、スマートメディアなどデジタル媒体にその座を奪われていくことになります。丁度この頃が古き良きカセットMTR時代の終焉だったわけですよね。

そしてセミプロ〜プロ用途としては、VHSテープにデジタルで8トラックの録音が出来、複数台でのシンクも可能にした、当時大ヒットしてALESISの名を世界に知らしめたADATも発売されていました。

ALESIS_adat
ALESIS ADAT 定価698,000円

専用のリモートコントローラーBRCが定価298,000円、本体と合わせておよそ100万円というもので当時ものすごく憧れました。そしてADATから少し遅れて国内でも我らがTASCAMがDA88(8トラックデジタルレコーダー)定価750,000円、RC-848(専用コントローラー)定価300,000円というほぼ同スペック、同価格帯でこれに対抗しました。でもやっぱりとても個人で購入出来る金額ではなかったですね。

そんな中、AKAIから遂に登場したのが。

akai_dr4d
AKAI DR4d 1993年発売 定価220,000円

4トラックデジタルレコーダーで、ハードディスク方式ながら、ADATやDA88に比べて超低価格を実現。しかし内蔵ハードディスクが別売で240Mバイト内蔵タイプが定価95,000円という騙された感。まぁ、それでも30万円ちょいでADATの半分以下なわけですからね。そして当時の広告には ”ハードディスクも7台、理論上最大64Gバイト(最大録音時間24時間)まで増設可能。” とあります。実際やった方がいるかどうかは分かりませんがね。何はともあれ、MTRもカセット時代の終焉とともにデジタル時代の幕開けでもあったわけですね。

あとはMTRの後に来るマスターメディアとしてDATやMDが登場しだしたのもこの93年前後です。私は個人的にSONY MD RECORDER MZ-1(定価79,800円)、そしてSONY DAT RECORDER DTC-59ES(定価95,000円)に飛びつきました。それでも当時はDATもMDもメディアがまだまだ非常に高価で大事に大事に使っていました。

この当時は本当にアナログからデジタルへ急速に時代が変化していた時期ですので機材のバリエーションが非常に豊富でした。まだまだ話は尽きないのですが、長くなりそうですので続きはまた別に書きます。

ミキサー編、エフェクター編、シンセ編、ラック音源・リズム音源編などなど続くと思われます。

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