’93年 ミキシングコンソール事情

Posted: 9月 13, 2013 カテゴリー: Synthesizer & MIDI
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’93年 ミキシングコンソール事情

ミキシングコンソールなどといいますと何か大げさな感じがしますが、ただ言ってみたかっただけです。4chでも24chでもいいのです、ミキサーのことです。2013年現在ならば、PC内でいろいろとエフェクトから何からミックス出来てしまうのですが、この時代の打ち込み&録音環境には欠かせないシステムの中枢となる重要な機材でした。そしてアマチュアユースでも充実した多チャンネルの卓が各社から出始めたのもこの頃ではないでしょうか。

90年代初頭に私が使用していたのは・・・

tascam_2524
TASCAM 2524 定価460,000円

24ch、8BUS、4AUX、各ch4バンドEQ、と充実の機能でした。このシリーズでは16ch版のTASCAM 2516(定価320,000円)もありました。他にはもう少しコンパクトなタイプながら20ch入力のMM-1(定価99,800円)やBBE搭載のMM-200(定価79,800円)などもありました。TASCAMのミキサーはツマミやフェーダーが程よい固さで使い心地が良く(安物って不安なほど軽いフェーダーとか異常に固いロータリーツマミとかありますからね・・・)chのEQの効きなんかも素人好みといいますか、本当音作り的においしいポイントでかかるんですよね。この辺はYAMAHAとかのプロのPA卓とかだともっと良くも悪くもフラットといいますか、積極的に音を作るというよりも均すというか補正なんですよね。

そんなわけで結構気に入って使ってたTASCAMですが、実はやっぱり洋物への憧れもありまして。

こんなのに憧れていたり・・・

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MACKIE 32/8 定価888,000円 同シリーズでは 24/8(定価698,000円) 16/8(定価548,000円)もラインナップされてました。もうちょっと低価格帯では MACKIE CR1604(定価198,000円)とかもありましたね。その後、99年には遂にこの憧れのMACKIEブランド、1402 VLZ PROを手にしました。これは今でも大事に使用しています。14chですが今では普段使用する音源なんかもだいぶ減りましたので充分です。

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MACKIE 1402 VLZ PRO 1999年発売。定価88000円。

そして丁度この90年代のMACKIEブランドの上陸と同時期に人気を博していたのが、イギリスの名門、SOUND CRAFTです。

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SOUND CRAFT SPIRIT STUDIO 32-8-2 定価998,000円 これも憧れましたねぇ。この無愛想な青っぽいグレーの面構え、渋いです。中央の赤いグループフェーダーの目立つこと。ま、値段が値段なので手が出ませんでしたけど、仕事絡みで何度かオペする機会はございましたが。このSPIRIT STUDIOシリーズは、同24chの8バスが定価828,000円、16chが628,000円、そしてこの上位シリーズにSPIRIT AUTOというのがございまして、こちらはAUTO 32chが定価1,480,000円、AUTO 24が1,180,000円、16chが880,000円と桁がひとつ違いました。AUTOシリーズはVCAフェーダー、ch muteなどの動作をMIDIコントロール出来るという当時としては夢のスペックを誇っておりました。後はSPIRIT LIVEシリーズだと確か4BUS仕様だったような。当時はMTRでの多重録音を前提としての用途が多かったのでこのBUS OUTの数は重要でしたね。

しかし!そんなSOUND CRAFTからもアマチュア向けにSPIRIT FOLIOというシリーズがあり、一時期MACKIEを買う前に使ってたことがございました。こちらは小型・軽量でライブのキーボード用ミキサーとしても持ち運びも便利でした。

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SOUND CRAFT SPIRIT FOLIO 12/2 定価110,000円

このように90年代当時は、まだまだデジタルミキサーも出始めでアナログ卓が全盛の頃だったように思います。そして数年前まで私が勤務していたライブハウスでメインで使用していたのがこれまたイギリスの名門、MIDASの廉価シリーズで大ヒットしたVENICE 320です。

midas_venice320
MIDAS VENICE 320

これも32chのライブ用卓としてはとても小型で使いやすかったですね。本格的で大型の上位版は触ったことがないですけど。これは現場で修羅場を共にしてきただけあって個人的に思い入れが強い機種です。定価も良く知らないのですが60〜70万円ほどらしいです。

後は20代のPA覚えたての頃の昔からずっと現場でいじってきたのはやはりYAMAHAの卓が多いですね、それこそ機種もPM3000級の4〜5人でないと持てないようなやつから8ch程度の小さいヤツまで様々でした。でも個人的にはYAMAHAの卓ってわざわざ自分でお金出して買ったことないんですよね。どこにでもあり過ぎて・・・嫌いではないんですけど。YAMAHAの卓は本当に良くも悪くも音質はフラット、クセがないのがクセ、みたいなどんな機種でも扱いやすい安心感はあります。現場で初めていじる機種でも変なところに変なスイッチとかがないのですぐに使いこなせる感じです。

後はミキサーというと高校時代に一番最初に買ったまともなミキサーはKORGのラインミキサーKMX122です。これは一時期とても気に入ってて2台カスケードして使ってたほどでマイク入力もない入力ゲインもない、chのEQもないchのボリュームはフェーダーじゃなくてロータリーツマミという非常にシンプルなやつでラックマウントでライン入力が12chというch数と余計な回路がない分、価格のわりに(定価69,800円)ノイズが少なくSNが良くてとても好きなやつでした。

korg_kmx122
KORG KMX122 定価69,800円

後はRolandとかBOSSブランドでも結構手頃なラインミキサーってありましたね。個人的にあんまり印象ないんですけど。

今だと卓というとほとんどデジタル化されてたり、見た目アナログ卓でもリバーブやディレイを内蔵してたりとかですけど、やっぱり未だにいじるとすればいつでも全chが自由に “手” でいじれるアナログ卓が好きですね。SOUND HOUSEとか覗くとALLEN & HEATHとかBEHRINGERとかがコスト的に魅力のある機種が豊富みたいですね。

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