80年代後期のKAWAIのコストパフォーマンス!

Posted: 1月 24, 2013 カテゴリー: Synthesizer & MIDI
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80年代後期のKAWAIのコストパフォーマンス!

私がいまだに愛して止まないハードシーケンサーKAWAI Q80の魅力に関しては今までも散々語ってきていますが、このQ80が発表された1988年前後はKAWAIが電子楽器メーカーとしてけっこう頑張っていた時期でして、なかなか手頃な価格でコストパフォーマンスの高いシンセやリズムマシンもありました。

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KAWAI K1 1988年発売。定価99800円。

当時のデジタルシンセとしては圧倒的に低価格ながら独特の音色で隠れたファンも多い名機です。合計256もの基本波形やPCM波形を搭載しそれらを4つ組み合わせて音色を作るVM音源。16音ポリ、8パートマルチティンバーとしても使用出来ます。

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KAWAI K1m 1988年発売。定価56000円。こちらはK1の音源モジュールで据え置きのタイプです。安い!また1UラックマウントタイプのK1r(定価55500円)も同時期に発売されました。

このK1シリーズはその手頃な価格と独特の音源でけっこうな人気で、翌89年にはドラム音源とエフェクトを搭載したバージョンアップ版であるK1II(定価105000円)、K1rIIが発売されました。

KAWAIのシンセ、Kシリーズといいますと85年に発売されたK3を始め、87年のK5と、他社の減算式(フィルターで音を削って音作りをする方式)に比べて、独特の倍音を加算していく方式の音作りで得られるサウンドで存在感を出していた、とっても通なシンセでした。K1もこの流れを汲み、オペレートはシンプルになりながらも4つの波形を組み合わせる方式で(K1にはフィルターがありません!)他社にはない音の厚みを得ることが出来ました。この後はよりデジタルフィルターを備え、より強力な音作りが可能な91年発売のK4(定価149000円)があります。それにしてもこのKシリーズの型番て発売順でも性能順でも価格順でもなくK3、K5、K1、K4でとても分かりづらいですよね。この次がいきなりK5000ですからね。

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KAWAI R50 1988年発売。定価49800円。

こちらはドラムマシンです。名機R100(1986年発売。定価99800円)譲りの12bit圧縮、32kHzのPCMサウンドを24音搭載。ゲート、ディレイ、フランジャーを個別にかけることが可能。またシリーズとしてR50eという音色バリエーションの違うモデルも同価格で発売されました。こちらはエレドラ、エフェクトの効いたドラム、オケヒット、ベースなどが搭載されていたようです。また89年にはR50III(定価49800円)という72サウンド搭載のバージョンアップ版も発売されました。

またこれらの他にもラックタイプのパーカッションシンセサイザーKAWAI XD-5(定価95000円)や4IN8OUTのMIDIパッチベイであるKAWAI MAV-8(定価12500円)、ラックマウントタイプの8ch16INPUTラインミキサーKAWAI MX-8SR(定価56000円)、そして1Uラックタイプながら8IN8OUTの内部の4系列エフェクトを自由に組み合わせられるモンスター4chマルチエフェクターKAWAI RV-4(定価118000円)、さらにはMIDIコントローラーのKAWAI MM-16(定価45000円)に至ってはこの価格でMIDIを介してのシンセのエディットからマルチMIDI音源のリアルタイムミックスまで出来るというMIDI小物の充実ぶりでした。

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KAWAI MM-16 1990年発売。定価45000円。

どうですか、この80年代後期のKAWAIのコストパフォーマンスぶり。どれも10万円未満の価格帯ながら魅力的な製品に溢れているではありませんか。もうKAWAIだけのラインナップで一通りのことは出来そうですね。そしてもちろんこの当時のKAWAIのMIDIシステムの中核に座るのは私の大好きなハードシーケンサーQ80しかありません。

というか私個人的にはQ80しか持ってませんでしたが・・・

kawai-q80
KAWAI Q80 1988年発売。定価69800円。独立32トラックMIDIシーケンサー。

コメント
  1. 谷井ダン より:

    カワイファンでいてくれてありがとうございます。

  2. matsudananda より:

    谷井ダンさん、初めまして。
    コメントありがとうございます。

    80年代のカワイ、熱かったですよね。
    この手頃な価格帯とオリジナリティとアイディアに溢れる魅力的な製品群、どれも未だに中古など見つけたら手を出してしまいそうなものばかりです。
    中でもQ80はもう何台かストックが欲しいところですね。

    今後とも当ブログをよろしくお願いします。

  3. 谷井ダン より:

    単体のドラムマシンもなくなりそうで、今だに新モデルが出ますよね(^_^;)
    初めてTOTOのPVでLinndrumを見た時はカッコよかったなぁ😌

    • matsudananda より:

      LinnDrum、80’sには欠かせない存在ですよね。
      あのサウンド、数々の名盤に残ってますしね。
      やっぱり単体のハードウェアの魅力は素晴らしいですね。

  4. fiddlecowboy より:

    写真の機材、すべて所有しています。河合に勤務してましたので、
    新しいのが出るたびに買っていました。(^_^)

    • matsudananda より:

      コメント、ありがとうございます。
      羨ましいです!KAWAIのデジタル楽器黄金期のすべてをお持ちとは!
      私はQ80だけですが。

  5. Ko-den より:

    Q-80は二台用意して「テープシンク」で同期して使っています。
    他に河合製品で持っているものは、K1、K4、K5、K5000S(3台)、MM-16(2台)、MP8II、MX-8SR、RV-4、XD-5、SPECTRA、です。
    Macも四台ほど持っています。ことえり向けの「山葵辞書」なんてのをリリースしています。
    http://ko-den2.jugem.jp/?cid=8
    http://ho-ko.jp/haeng_jun/kotoeri_lover.html
    GarageBandも持っていますが、Q-80の方が使い勝手がいいです。

    • matsudananda より:

      >Ko-denさん、
      コメントありがとうございます。
      Q-80、未だに使いやすいですよね。
      一回使うともう他には行けません。

      それにしても機材の中のKAWAI比率がすごいですねぇ!
      ただならぬ音作りへのコダワリが感じられます。

  6. こーいち より:

    キーボードでK11というのがありますよ。

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